緊急事態宣言 -「医療か、経済か」という問いが欠くもの -
「資本」か「社会」か
なぜ、このような問いがより広くより多く出されないのでしょうか。
「医療か、経済か」の欺まん
「医療か、経済か」
ニュースではこの点が大きく取り上げられています。
今の日本の医療は新自由主義政策のもと、とっくに市場原理が支配しています。
大きな病院がどんどん大きくなり、公立病院はどんどん縮小されている。
大阪が一番顕著かもしれません。
むしろ、資本主義原理が医療崩壊を必然としていたとみるべきではないでしょうか。 医療が資本主義に侵された中、「医療か、経済か」という問いは本来の意味を持ちません。
経済を優先すれば、医療崩壊を起こし、たくさんの人が倒れる。たくさんの人が死ぬ。
医療を優先すれば、経済が崩れ、たくさんの人が倒れる。たくさんの人が死ぬ。
このような構造を作ってしまったことを根本から問うべきです。
問題は資本主義です。
資本は無限の増殖を求め暴走します。
新自由主義政策とは、その歯止め、ブレーキを次々と無くし速度を速めるものです。それがここ数十年ずっと行われてきました。
医療崩壊はその必然の帰結です。富の集中のために、自らの手で崩してきたので。
その証拠に、この状況で、世界的大資本は過去最大の利益をあげています。
株価は何も影響を受けていません。
富裕層の資産は増え続けています。
資本家、富裕層の代弁人と化した政治家たちは小手先の対策、やっているふりだけ見せながら、海外から収奪し市民から搾りとり資本の増殖のみを追求しています。
それでいて支持率は確保されるという茶番。特に大阪では落ちるところまで落ちました。
まさに「ショック・ドクトリン」(災害便乗型資本主義)です。
資本の次の一手 ワクチン
今日本で行われていることは時間稼ぎです。
このまま感染者数が増えたり減ったりをずっと繰り返します。
そこで出てくるのがワクチンです。
医療か経済か、それを両立させる一手がワクチンというわけです。
しかし、それで儲けるのは誰でしょうか。
目に見えています。
ワクチンの接種は、人間の情報の窃取と結びつきます。
それはこの先明白になります。
世界的大手製薬会社だけでなく、もっと大きな独占企業群がその裏にいます。
以前の記事でも書いています。
日本社会の行く末、緊急事態宣言騒動の危険性については、
問題は「資本」
日本のメディアでは、この視点が徹底的に欠けている。
いや、意図的に無視され、見えないようにされている。
気がつけば、次はワクチンがどう、という話題になる。
資本の意図通りに。
「資本」か「社会」か
問われているのはそこだと思います。
この中を生きていくためには、「資本」では不可能です。
「社会」の力だと思います。