留学同大阪ブログ

在日朝鮮人大学生・専門学校生の団体です。在日コリアン学生、歴史、文化、教養

朝鮮学校無償化裁判の意義と今後の課題④ 大阪地裁勝訴判決 超まとめ

アンニョンハシムニカ!

 

高校無償化裁判、唯一の勝訴判決(全面勝訴)、

大阪地方裁判所の判決について、前回書きました。

朝鮮学校無償化裁判の意義と今後の課題③ 大阪地方裁判所判決の意義 - 留学同大阪ブログ

 

少し長くなってしまったため、ダイジェスト版を書きます。

まとめ文責は黄貴勲へ。

 

 

【国側の主張】

朝鮮民主主義人民共和国朝鮮総聯による「不当な支配」がある。

・ゆえに「適正な運営」ができない。

・ゆえに高校無償化法が適用されない。

 

 

【大阪地裁判決まとめ】

 

〇「不当な支配」はない。歴史的経緯がある。

 「不当な支配」条項を文科大臣が勝手に使うな。

 (国側のやり口こそ「不当な介入」と言っているような)

 

〇文科大臣が政治的・外交的意見(偏見)に基づき朝鮮学校を狙い撃ちで除外したので違法。法の趣旨に真っ向から反する。議論の余地なし。

 

〇「適正な運営」要件は、特段の事情の場合のみ使う条項。何かあったときようのもの。積極的にそんなもの使うな。

 

朝鮮学校・民族教育の目的と歴史的経緯から、祖国との関連があって何もおかしくない。自主性は失われない。

 

 

連載、あと2回つづきます。

乞うご期待。