留学同大阪ブログ

在日朝鮮人大学生・専門学校生の団体です。在日コリアン学生、歴史、文化、教養

【おススメ書籍 マルクス主義編①】 経歴、哲学、問題意識、資本論  学習会で大変活用しました。

アンニョンハシムニカ!

 

まとめて本紹介のコーナーです。

マルクスを学ぶ際のおススメ本紹介!

 

一冊ずつ紹介もしたいのですが、本が多すぎていっぺんにいきます。

 

「『資本論』の原文を読みなさい」

みたいな感じで読んだ人はマウントとりにきますよね。

原文読みたいですが、まあ難しいです。

なので、入門本、解説本をここでは紹介します。

 

資本論

第一篇 商品と貨幣  商品、交換過程、貨幣、

第二篇 貨幣の資本への転化

第三篇 絶対的剰余価値の生産

第四篇 相対的剰余価値の生産

第五篇 絶対的及び相対的剰余価値の生産

第六篇 労賃

第七篇 資本の蓄積過程

 

読むのはなかなか大変です。

その際に役に立つのが解説本。

最近はユーチューブでの解説動画が有益ですが、

資本論』に関していうと、怪しいです。

ちゃんとしたものはほぼないです。

 

 

一冊目

ずばり、

資本論 シリーズ◇世界の思想』 佐々木隆

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原文ベースです。

簡単な部分はそのまま進み、

読むのが難しい場所は解説してくれます。

 

入門書というには難しいですが、じっくり学ぶならこれがおすすめです。

分厚いです。

資本論の順番、「商品」から特に一章をしっかりと解説してくれている点がいいです。

私の経験では、「商品」の部分はなかなか乗り気になれなかったのですが、ここが重要だと最近はひしひしと感じています。

 

「商品」~「価値」~「値札」~「貨幣」~

~「資本」「労働」「労働力」~「剰余価値」~「資本の蓄積過程」

 

正統派です。

時間をかけて何度か読んで、原文にいきたいような、そんな本です。

 

 

二冊目

「私たちはなぜ働くのか マルクスと考える資本と労働の経済学」

[http://


 

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読みやすく、かつ深い内容で、ちょうどいい本だと思います。

タイトルの通り、「賃労働」の部分に力が入っています。

自分たちがとっつきやすい部分。

しかし、「商品」「貨幣」という点も押さえてくれる。

 

多くの本が「労働」の部分に焦点をあてられがちですが、「商品」「労働力商品」という点が大事だとも思います。

その点、この本はいいと思います。

「労働」とは何か? から、マルクスの問題意識と資本論で明らかにされていること。

おすすめです。

「労働とは、人間と自然との物質代謝の意識的媒介である。」

 

 

三冊目

カール・マルクス」(ちくま新書) 佐々木隆

 

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またまた佐々木隆治さんです。

回し者ではありません。

わかりやすいので。

ちくま新書の「カール・マルクス」は、資本論の中身というよりも、マルクスの生い立ち、生きざま、問題意識に重点。

 

ヘーゲル研究や、フォイエルバッハとのやりとりなど、良いです。

他の書籍よりもそのあたりが詳しく書かれています。

また、マルクスの読まれ方、解釈のされかたに対する考察なども。

面白いです。

 

数名有名なマルクス研究者がいますが、私は佐々木隆治さん推しです。

たまたまもありますが。

 

もちろん、資本論以外にも、

岩波文庫の「経済学批判」とか、「賃労働と資本」とか、「共産党宣言」とか、

マルクス自身の文書で、短いものですごく良いものもあります。

それらは別の機会に紹介します。

 

勉強不足ですが、どんどん読んでどんどん発信していこうと思います。

まだ公開していませんが、解説映像も作成中です。

仕上げ作業をしっかりとして、タイミングを計って何らかの方法で公開していきたいと思います。

 

是非ご期待ください。

いや、ご批判ください。

でも是非優しくご批判ください。 (黄貴勲)