「朝鮮学校差別反対!全国大学生行動」スタート集会①
2017年9月24日、東京にて、
「朝鮮学校差別反対!全国大学生行動」スタート集会が行われました。
朝鮮学校高校無償化裁判の広島と東京での不当判決を受け、これまで行ってきた運動をより一層強く繰り広げようと、「日本の大学に在籍する在日朝鮮人学生連絡会」の主催のもと行われた集会。
4・24教育闘争当時の経験についての証言映像、
シンポジウム『朝鮮学校差別とは何か?~その本質を問う』、
そして、行動についての提起と各地の学生からの報告がありました。
4・24教育闘争の証言では、当時その現場にいて、日本の権力の銃弾に倒れた金太一少年の姿を間近で見た方のお話でした。
解放後の在日朝鮮人にとって朝鮮学校がどのような存在であったか、日本とGHQが朝鮮学校に対してどのような弾圧を行ったか、さらに1948年4月24日と26日の3万人が大阪府庁前に集まった闘争の様子についての話。
金太一少年が銃弾に倒れたのを間近で見た時の話、どのように打たれ、どのように倒れたかという話聞くのが本当につらいものでした。日本の警察が放水と銃弾で朝鮮人を攻撃し惨殺した様子。
ただし、それは単なる悲劇の歴史ではなく、金太一少年が、在日朝鮮人が、朝鮮学校を守るために命懸けで闘った誇るべき歴史であるということを感じました。
最後に、在日朝鮮人の民族教育の正当性について強く語られ、そして、その歴史を次の世代が引き継いでほしいという想いを話されました。
現在でも各地で闘争が繰り広げられ、大阪でも毎週火曜日に大阪府庁前で朝鮮学校に対する補助金の再開と高校無償化適用を求める「火曜行動」を毎週行っています。
しかし、1948年に3万人が府庁前に集まった闘争の精神を引き継げているのだろうか。
現在朝鮮学校が潰されようとしている状況の中で、同じような気持ちで立ち上がり、声をあげられているだろうか。
色んな口実をつけて自分たちの問題であるにもかかわらず逃げていないだろうか。
改めて、自分の思想、生き方、生活、実践、運動について猛省させられる証言でした。
(黄貴勲)