朝鮮人強制連行調査の記録 大阪編 ①
久しぶりの更新になってしまいました。
学習編です。
大阪における朝鮮人強制連行について
朝鮮人強制連行真相調査団が出した二冊の本を読んでいます。
調査の記録、証言、資料のどれをみても、日本帝国主義に対する憎悪、そして帝国主義政策を引きつぎ、真相究明も賠償も謝罪もしない日本政府に対する憤怒がわきあがります。ほんとに何一つしていません。
本を読んでいても、当時の行政の姿勢、企業の姿勢にこの上なく腹が立ちます。史実すら残していない。
事実を掘り起こしているのは市民の力、運動によるものです。
証言一つ一つと向き合い、語ることすらできず、明らかにされていない事実をもっと解明していく必要を感じます。
主に80年代~90年代前半の精力的な活動によって多くの事実が明らかにされていますが、未だわかっていない事実、掘り起こされてすらいない遺体があるはずです。
貴重な調査の記録、是非とも読んでいただきたいです。
これから数度にかけて、内容をここでまとめていこうと思います。
是非ともご関心を。また、書籍を手にとっていただきたく思います。
下に、書籍『朝鮮人強制連行調査の記録・大阪編』の概要を載せています。
二冊目の続編は次回の記事にて。
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【朝鮮人強制連行調査の記録 大阪編】
第一章 大阪と在日朝鮮人
・生駒トンネル
・岸和田紡績
・光明池の工事
強制連行概史
工業と軍事、治安、管理体制と抵抗、空襲と犠牲者
第二章 現地少佐の記録
・大軍事工場 大阪陸軍造兵廠(大阪城公園付近)、相野(兵庫県三田市)、園部(京都府園部町)疎開工場
第三章 強制連行体験者の証言
いかに酷い労働環境であったか。朝鮮人がいかに集められ、酷使され、生活を破壊され、家族と離散させられ、差別され、虐殺されたか。
第四章 強制連行関連企業・地点
具体的な企業名や強制連行・強制労働が確認された地点などが資料としてすごく貴重だと思います。強制連行に関わった企業で今も残る大企業の名前もたくさん出てきます。
是非、強制連行に関わり反省すらしていない大企業をチェックすべきだと思います。
第五章 資料編