留学同大阪ブログ

在日朝鮮人大学生・専門学校生の団体です。在日コリアン学生、歴史、文化、教養

自己啓発本とかユーチューブを見て思うこと <<革命への視点>>

チーズはどこへ消えた?

『金持ち父さん 貧乏父さん』

『嫌われる勇気』

7つの習慣

 

最近個人的に、自己啓発書、ビジネス書ブームです。

 

こういった本を読んでみて、

自分の姿勢を考えさせられる面が大いにあります。

20代前半とかだと、「けっ、しょせんブルジョアジーのための本でしょ」と頭ごなしに否定していたかもしれませんが。

 

いや、今も基本的には反動的な本だとは思っていますが。

ただ、自分の仕事、活動に生かすべき点もあるなぁと。

自分の姿勢が少し変わりました。

牙抜かれたのかもしれませんが、良い意味でいうと柔軟に、しなやかに。

 

 

ただ、本を読んでいても、ユーチューブ動画など見ていても、

共通の違和感は抜けません。

 

それは、資本主義というシステムに対する疑問の無さです

 

資本主義=絶対的なもの
それを変えようとしても仕方がない。

変えることはできない。

そこは問うだけ無駄。

それを前提にどのように経済的自由を実現させるか。

 

そんな空気感がすごくあります。

実際に動画などではそういった主張もなされます。

 

低賃金で重労働を強いられている人たちに対して、

「それは構造的にそうだから」という姿勢。

まあ事実はそうなのですが、そこを問うことはしない。

ビジネス系などはそこは共通です。

 

そこがもっともっと問われるべきで、

むしろその構造自体をおもいきりぶったぎって批判しまくるみたいなもの。

それをみたいですね。

ユーチューブやりましょうかね。

 

 

逆に、そういった面をまるごと批判し乗り越えようとした運動、思想、理論というものもありまして。

 

ビジネス書、自己啓発書といった

新自由主義時代の生き抜き方」みたいなものを学べば学ぶほど、

 

 

<<革命>> というものの価値を感じます。

 

空論ではなく、歴史的にも現在的にも実際にそういった運動もあるので。

植民地解放闘争、社会主義運動、第三世界運動、

そういった歴史と実践をより学ばなければならないとひしひしと感じます。

 

アメリカでの黒人差別などの醜悪な現状をみても。

日本の露骨に露骨な在日朝鮮人差別や、極悪な入管での人権蹂躙事例をみても。

 

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『褐色の世界史』を再読しています。

フランツ・ファノン『革命の社会学

エメ・セゼール植民地主義論』  も読みたいと思います。

 

第三世界とは場所ではない。プロジェクトである。植民地主義に対する果てしなくも見えた闘いの中で、アジア、アフリカ、ラテンアメリカの人びとは、新しい世界を夢見た。何にも増して尊厳を求めたが、土地、平和、自由という、生命に不可欠なものも希求した。人びとは抗議と希望の声を集めて複数の組織を生み、その指導はたちは要求の指針を練り上げていった。」

 

『褐色の世界史』の「序」、冒頭部分です。

しびれます。これだけで読む価値ありです。

 

第三世界運動の思想と実践、本部学習会でも行いましたが、あらためて勉強したいと思います。 (黄貴勲)

 

これから、フランツ・ファノンに再読挑戦しようと考えています。「革命の社会学」、「地に呪われたるもの」、一緒に読みませんか?

 

 

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